札幌スピリチュアリスト・ブログ

スピリチュアリストとして日々感じたことや、考えたこと、書籍の紹介などを徒然なるままに記します。

スピリチュアリズムの目指す霊界主導の地上人類救済計画

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人類を襲う自然災害とコロナパンデミックの脅威

  8月の中旬に入り、よくやく暑さが和らいで過ごしやすくなって来ました。近年気候変動の影響かどうかははっきりしませんが、欧州などの熱波のニュースや森林火災のニュースを聞くと、気候の面からも地球環境が変化してきていると感じます。カーボンニュートラルという政策目標が掲げられ、国や地域の枠を越えて人類共通の課題として浮上していることは確かなようです。新型コロナの感染状況は変異株の増大で収まる気配がなく、日本国内においても緊急事態宣言が各地で出される状況です。2018年までの世界と新型コロナパンデミック後の世界は大きく様相が変化し、もとに戻るというよりこの状況をどのように乗り越えていくかを人類全体の問題として考えざるを得ない状況になっています。
 人類はこれまで何度も感染症の脅威に晒されてきましたが、この度のパンデミックは、情報化、グローバル化が進み世界人口の増加とともに相互依存が強まる中で起こった災害であり、これまでとは違った災害であると言えます。ワクチン接種、治療薬の開発など懸命にこの事態を乗り越えるために医療関係者をはじめ、行政機関や企業、そして全ての人々が必死で努力されています。試行錯誤しながらも、いつか暗闇の中に光が見いだされることを祈らざるを得ません。

対立と混乱の中で問われる真のリーダーシップ

 一方で21世紀に入って相いれない価値観の違いから特に米国の大統領選挙に見られるように超大国アメリカは、国家の分断と相対的な影響力の低下が顕著になって来ています。また、米中対立や中東情勢の悪化など国際紛争がこれまで以上に激化しています。最近、林千勝氏著の「ザ・ロスチャイルド」という本を読みました。国際金融資本とも言われ、金融の世界だけでなく政財界に深い影響を与え、各国の政治・経済に絶大なる影響力を持つロスチャイルドやロックフェラー、近年ではジョージ・ソロスなどが世界の歴史にどれほど関与し、今日の世界の混乱にも関与しているのかを知る上でとても参考になりました。今日中国共産党習近平独裁政権の及ぼす影響力は世界に暗い影を落とし、新疆ウイグル自治区でのジェノサイドは、ヒットラーナチスを超える蛮行ですが、それを生み出したのはアメリカや欧州のこれまでの姿勢であり、背後に暗躍しているディープステイトとも言われる彼らの影響も大きいと言えます。

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 この国際金融資本家達は、ロシア革命以来国際共産主義運動を支援し、中国におけるCCP(中国共産党)の勢力拡大に力を貸して来ました。米国のFRBを通して金融による世界支配を続けて来たのも彼らです。21世紀に入ってからはビックテック企業に対しても影響力を行使し、大手マスコミに対しても真実の報道の封鎖と言論弾圧にも力を貸しています。共産主義者と彼らの共通点は一部の支配者階級による国家や世界の支配であり、多くの国際機関にも彼らの影響力は浸透しています。ただ林氏のように歴史を詳細に調べて公表することで、今日の私たちが生きている世界の真実が多くの人々に明らかになっていき、人類の未来に少しでも光明が見いだされることを願ってやみません。

物質中心主義、利己主義の克服と人々の霊性の向上

 こうした暗黒の地上世界にあって、人類救済を掲げてこれまで多くの宗教が地上に誕生して来ました。しかし、キリスト教イスラム教、ヒンズー教、仏教など多くの宗教が平和を訴え、活動を行ってきましたが却って多くの対立を助長し、問題を解決するどころか、悪化させてしまう原因ともなって来ました。特に産業革命以降人々が自然科学や工業技術の恩恵を被り、物質的な価値観が浸透するとともに、従来の宗教は人工の教義によって霊的無知の状態を脱却できずに宇宙や世界の正しいあり方を説明できずに影響力を失いつつあります。既存の宗教組織は人間として何よりも大切な霊性の進化向上に力を発揮できずに今日の物質的な価値観が支配する世界が現出しました。

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 スピリチュアリズム運動は従来の宗教が地上生活を送る人間(教祖)の教えを教義として体系化して組織を形成していったのとは根本的に異なり、肉体の寿命が来て霊界に長く生き続ける高級霊からの通信を地上の霊媒が受信して、それを整理して霊訓という形でまとめられた霊界主導の地上人類救済運動です。地上に生きている人間が如何に天啓を受けたとしても、それは肉体というフィルターを通してのものであり、地上を去って実際に霊界で生活している霊界の人々との感性は天地の開きがあります。如何に教祖といえどもその感性には限界があり、おぼろげな真理の一部しか表すことができず、しかもその僅かな真理のかけらも後世の人々によって歪められ、まったく異なるものになってしまったといえます。霊界の真実は一つしかありませんが、これまで正しくそれを解明することができなかったので、世界は常に混乱と混沌の中にあったというのです。
 科学技術は一方で神が創造された世界の仕組みを解き明かすことが出来た分だけ人々の生活の向上に寄与して来ました。それは、宇宙を支配する法則(神の摂理)に適合した内容が含まれていたからです。ただ、今求められているのは、物質的な次元を超えた霊的真理の正しい理解とその実践です。シルバーバーチの霊訓を始めとしたスピリチュアリズムの思想を体系的に正しく学び、それを実践に結びつけてこそ、今日世界が抱えている諸問題に解決の道が見いだせます。一人でも多くの皆様が真理の光に触れて、価値ある人生を歩まれること、そして暗黒の地上世界に希望の光が灯ることを願ってやみません。

◯参考動画 スピリチュアリズム普及会公式チャンネル

救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像

www.youtube.com