札幌スピリチュアリスト・ブログ

スピリチュアリストとして日々感じたことや、考えたこと、書籍の紹介などを徒然なるままに記します。

永遠に色褪せることのない不朽の真理との出会い

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歴史的なメッセージに込められた人類救済の願い

 2021年を振り返ってみると多くの出会いがあり、道が開かれることを感じる1年でした。中でも、11月14日に東京で開催された東京スピリチュアリズムサークル主催の特別読書会に参加させていただけた事、そこでいただくことが出来た歴史的なメッセージ、更にその後にお会いした小池ご夫妻との出会いは、魂の記憶に残る特別な出会いとなりました。これまでの人生を振り返った時に今思えばその時々に必要な出会いがありました。それは人でもあり、書物を通してであり、時には苦しみを感じる出来事でもありました。その時には、その出会いの意味を理解できないことも多くありますが、後で振り返ってみるとあらゆることに何らかの意味があったと今は思えます。

 私がシルバーバーチの霊訓と出会い、そして深い悩みの淵から引き上げられたのはもう8年程前のことになります。この間、その感動は色褪せることなくむしろ年を経る程に輝きを増し、確信が深まっていくという体験をして参りました。日常生活の中でも、ふとした瞬間に視野が広がっていく感覚や人との何気ない出会いや、そこでの会話の中に何かインスピレーションのようなものを感じたりということは、皆様も経験があると思いますが、私自身は霊的真理を求める度合いに応じて、その感性が磨かれていくように感じています。そしてこの度の出会いを通して、私の魂には決して消え去ることのない確固とした真理に対する確信と、これからの人生を支えていく強いインスピレーションが与えられました。こうした確信を得られたことこそが、何より尊い体験だったと思います。

高級霊界の大審議会でのイエスの姿

 シルバーバーチの霊訓の中で、高級霊界の大審議会の様子が述べられている箇所があります。スピリチュアリズム普及会のニューズレター第32号で「霊界の大審議会と現在のイエス」という記事があり、改めて読み返してみました。この大審議会はキリスト教の教義とは関係ありませんが、年に2回クリスマスとイースターの時期に開かれ、地上におけるスピリチュアリズムの進展の状況が高級霊達に伝えられている様子が述べられています。シルバーバーチはその中でもその審議会の最高責任者であるイエスと親しく交わっている様子が詳細に描かれています。

 そこで描かれているイエス像は、キリスト教の教義の中にある三位一体の神とも、唯一の神の子という偽りのイエスの姿ではなく、“多くの有志を通して地球浄化の大事業を勤しんでおられる、一人の偉大な霊です。”というシルバーバーチの言葉を引用して真実の愛情あふれるイエスの姿を伝えてくれています。そしてイエスに対する正しい姿勢・考え方として以下のシルバーバーチの言葉を引用しています。“誰の手も届かない所に祭り上げられたらイエスが喜ばれると思うのは間違いです。・・・人類と共に喜び、共に苦しむことを望まれます。一つの生き方の規範を示しておられるのです。・・私にはイエスを過少評価するつもりは毛頭ありません。今、この時点でなさっているイエスの仕事を知っておりますし、ご自身は神として崇められることを望んでおられないことも知っております。イエスの生涯の価値は、人間が規範とすべきその生き方にあります。イエスという一個の人間を崇拝することを止めない限り、キリスト教は神のインスピレーションに恵まれることはないでしょう。”

地上と霊界を照らす一条の光

 スピリチュアリズム普及会の最新のインフォーメーションでは、イエスの幽界降臨の様子と地縛霊となっているかつて地上時代にキリスト教の聖職者であった方達が間違った教義に気が付き、シルバーバーチの霊訓に示された霊的真理によって、目覚めて地縛状態から解放されて新たな霊的人生を歩み始める様子が感動的に記述されています。かつて誤った宗教の教義によって多大な影響を受けた体験を持つ私自身にとっても、こうした霊界の出来事は他人事ではありませんでした。そして、人生におけるギリギリの苦しみの体験を通してもう一度、不変の真理を求める中でシルバーバーチの霊訓に出会い、霊界主導の地上人類救済計画であるスピリチュアリズムという決して色褪せることのない霊界の事実、人生の真の価値とは何かを知ることが出来たことを改めて感謝しています。その体験は、どのような言葉によっても、言い表すことのできない心の安らぎと生きることへの確信を魂の次元で感じるものでした。行先真っ暗に見えた残された肉体を持った人生、そしてその後に続くであろう永遠の霊的人生までをも明るく照らす光に出会ったのです。

 それは、深い苦しみの中にあったからこそ、そして先が全く見えない暗闇の中にあったからこそ、一条の光が心の最深部に突き刺さった瞬間でもありました。私たち人間は、どのような境遇にあったとしても、どのような環境下に置かれていたとしても、心の奥底で「何故、自分は生まれてきたのか」「幸福を求めているのに何故、人生には苦しみがあるのか」「死後の世界は本当にあるのか、あるとしたらどのような世界なのか」「神は存在するのか、存在するとすれば如何なる存在なのか」「多くの人々が平和を望んでいるのに争いは何故絶えないのか」など究極の答えを求めています。その答えを求めて数多くの書物を読んだとしても、またある時は心の救いを求めて宗教の門を叩いたとしても、ますます混迷の中に身を置く結果となることもしばしばです。

 長い歴史を耐え抜いて、今日までも多くの信者を有するキリスト教イスラム教などの一神教においても、それ以外の数多くの宗教においても、特に19世紀以降の科学技術の急速な発達によって、その教義は色褪せて形骸化したり、返って信ずることによって争いの種となってしまっていることは否定できない事実です。そして現在日本においても、既存の宗教のみでなく様々な新興宗教の誤った教義によってかえって人生の意義を見失い、行き場を失って多くの人々が深い悩みや苦しみの中で過ごしています。それは、どんなに優れた教えのように見えても、霊界の高級霊の基準から見れば真実とは程遠い霊性のレベルである地上の人間から出発したもの故の限界があり、更に教祖を神格化することによって人々を誤った方向に導いてしまっているからなのです。

シルバーバーチの霊訓は、高級霊からからのメッセージ

 シルバーバーチの霊訓は、何故これほど多くの人々の心に深く影響を与えるのでしょうか?それは、肉体を持った地上人が限られた地上人生の中で到達できるものではなく、地上という制約を越えた永遠に続く霊的な世界のしかも最高次元に到達した知性から現在の地上に生きる私たちに与えられた決して色褪せない真理が示されているからなのです。その真理を体系的に理解し、実践することを通して、私たちは本来のあるべき人間としての人生を歩むことが出来るのです。

 スピリチュアリズム普及会の皆様は、モーリス・バーバネルが他界してから後、今日に至るまでシルバーバーチの霊訓を始めとした高級霊からの通信を多くの人々にインターネットを通してその真意を伝えて来られました。またその思想を体系化して実践的な内容として示すとともに、その教えを実践されることを通して高級霊の願い、そしてその最高責任者であるイエスの願いを地上に展開されて来ました。そして今日、イエスを始めとした高級霊の働きは地上近くまで到達しつつあります。その働きは、霊界の中で地上に最も近い幽界の下層にまで及んでいます。その歴史的な瞬間に正に私達は生きているのです。今、現実の生活の中で息苦しさを感じ、人生の根本問題に遭遇している人々にこの真理の光が届けられ真の価値ある地上人生を送る糧となることを願い、クリスマスを前にしてこのメッセージをお届けします。