札幌スピリチュアリスト・ブログ

スピリチュアリストとして日々感じたことや、考えたこと、書籍の紹介などを徒然なるままに記します。

恐怖によって世界を支配しようとする勢力との闘いに挑む(2)

世界を混乱に陥れるグローバリストの正体

 2023年が幕開けしました。米国の中間選挙では共和党が下院の過半数を取ったのですが、下院議長の選出で一本化できずに15回目の投票でようやくケビン・マッカーシー氏が選出されるという異常事態になりました。主要メデイアや日本のマスコミの報道だけでは真実が見えてきませんが、共和党の中のグローバリストと反グローバリストの戦いと見ることも出来ます。1991年東西冷戦が終結し、第2次世界大戦後、米ソに代表される自由主義陣営と、共産主義陣営の戦いに終止符が打たれたと多くの人々は思いました。ソビエト連邦は解体され、ロシアとそれ以外の14の共和国に分かれて、それぞれの国が独立しました。当時米国の政治学フランシス・フクヤマ氏は「歴史の終わり」を著し、米ソ冷戦の終結アメリカを中心とする世界秩序を説き、ジョージ・H・W・ブッシュ第41代米国大統領は新世界秩序(ニューワールドオーダー)という表現を使用して、世界唯一の超大国となったアメリカを中心とする世界秩序の構築を宣言しました。多くの人々は、中国や北朝鮮という一部の共産主義国家を除いて、平和な時代が到来すると希望を持ちました。
 その後に起きた、湾岸戦争、2001年の米国の同時多発テロ、20年以上の長期に渡るアフガニスタン戦争やイラク戦争、そして今日のウクライナ戦争とその間も切れ間なく紛争や戦争が繰り返されて来ました。その間私達は、世界に混乱を巻き起こしているのは、イスラム原理主義者やテロリスト、サダム・フセインのような独裁者であり、アメリカを中心とした先進国と言われる国々は世界の平和や秩序を守護しているのだと思ってきました。
 2016年の大統領選挙でトランプ氏が第45代米国大統領に選出された頃から、それまで隠されてきた不都合な真実が徐々に見えるようになって来ました。極めつけは2020年の米国の大統領選挙で不正に選出されたと思われるバイデン政権の誕生と、不正を野放しにする民主党共和党のグローバリスト勢力と政権内部に潜み実権を握っているとされる高級官僚(ディープステイト)の存在、更にはトランプの掲げる反グローバリズムを象徴するアメリカ・ファーストやMAGA(Make America Gr Again)運動に対する大手メディアの検閲や情報統制の動きです。私達は、自由と民主主義のリーダー国家としてかつてアメリカという国を見て来ました。しかし、特に2000年代に入ってから、次第に世界を誤った方向にミスリードする超大国の姿を見るようになりました。それは産軍複合体として政権内部に入り込む形を変えた共産主義者であるネオコンや、それに資金を提供する国際金融資本等のグローバリズム勢力の影です。こうした勢力と真っ向から戦いを挑んだトランプ大統領は大手メデイアやSNSから総攻撃を受け、今もその攻撃に晒され続けています。

ポリテイカルコレクトネスという欺瞞

 元ウクライナ大使の馬渕睦夫氏は、著書「日本を蝕む新・共産主義」の中でポリテイカル・コレクトネス(性・民族・宗教などによる差別や偏見、またそれに基づく社会制度や言語表現は是正すべきとする考え方)は社会の無秩序化と左傾化を助長する共産主義というコインの両面であり、知らぬ間にアメリカだけでなく自由主義・民主主義の国々もこの欺瞞に蝕まれていると喝破しています。ソ連崩壊後、社会主義共産主義ということを表立って言わなくなりましたが、今を犠牲にして未来の理想を語る言説を迂闊に信用してはならないと警鐘を鳴らしています。それは、気候変動問題であり、人種問題であり、SDGs(持続可能な開発目標)といった形で、如何にも正論に見せかけて、これまでの伝統や慣習を変えなくてはならないという言説を述べるという常套句だと言います。反論したとたんに大きな声で吊るし上げられ、誹謗中傷に晒されます。正にトランプ大統領に対する米国の大手メディアの報道は共通してこうした姿勢でした。
 先回のブログで取り上げた増田悦佐氏は人類9割削減計画を推進している勢力として世界経済フォーラム、ビル&メリンダ財団、ジョージ・ソロス率いるオープン・ソサイエィ財団、ロックフェラー財団などを上げています。例えば、世界経済フォーラム地球温暖化危機説を恐怖バブルにして意図的に食糧危機を惹き起こしていると述べています。彼らに共通していることは、恐怖バブルを煽って、国力を低下させて国よりも上位に世界政府のような組織をおいて、少数の知的エリートによる世界支配を意図しているということだと述べています。その点では、現在の体制を転覆して唯物共産主義による世界支配を目指す、形を変えた国際共産主義と相通ずるところもあるのだと思います。

物事の本質を見る目を身につけることの大切さ

 先回のブログで取り上げた新型コロナ騒動や今回取り上げたネオコンやディープステイトなどのグローバリストについて話すと、多くの人はそんな陰謀めいた話を信じることはできないと大手メディアと同様に否定的な反応をします。それは、これまで彼らの巧妙な情報操作によって、真実が歪められて伝えられて来たからです。共産主義国家でない自由主義国家の中で本来真実の報道を行うはずの報道機関がスポンサーや権力の力に屈して、人々に真実を伝える事が困難になっているのです。ある意味で巨大資本の道具となって、少数の良識ある人々を除いて、世界を支配する勢力によって絡め取られてしまっているともいえます。ただ、少数派であっても、SNSや一部のユーチューバーなど検閲を掻い潜って真実を拡散しようとする人々によって目覚める人々が増えてきつつあることも事実です。
 毎日、既存のメデイアの報道を検証することもなく受け身で見ているだけでは、本当の真実は見えて来ません。ただ黙ってなすがままになるのでなく、能動的に正しい情報を収集し、真実を見極める目を持つことが、人類の生存をも脅かす勢力との戦いに挑むための最低条件です。スピリチュアリズムでは、人類の悲劇の根本原因は霊的無知から生ずる物質中心主義と利己主義に帰着するとしています。今回取り上げたグローバリズムは、根底には唯物論思想があり、支配層のエリートが他の大多数の人類を恐怖に陥れることによって、幸福な生活を奪い、自分たちによる支配を正当化するために進めている欺瞞に満ちた計画です。その本質に目覚めるためには、人間の価値を物質次元に貶め、利己的な動機で支配しようとする勢力の存在を自覚し、多くの人が霊的真理に触れて真の人生の目的に目覚めていくしかありません。人々の心が浄化していくことによって、不浄な存在、物質中心の価値観を推し進める存在の姿が浮き彫りになり、彼らの存在基盤が崩れていくということです。
 人間の本質は、目に見える肉体ではなく、目に見ることはできなくても、自分という存在を形作っている魂、別の言い方をすれば霊であり、肉体は滅んでも魂は永遠に存在し続けるという霊的真理を多くの人々が自覚した時にその価値観は一変します。地上という限られた空間を少数のエリートが思い通りに支配しようとすることが、どれほど愚かであり、無価値なものであるかを多くの人が分かるようになれば、目覚めた人々を支配することなど不可能です。時間はかかるように見えますが、一人でも多くの人々が霊的真理に出会い、魂の覚醒、新生の体験ができるように尽力することこそ、スピリチュアリストの最大の使命であると確信しています。一人でも多くの方が霊的真理に目覚め、真に価値ある人生を歩まれるように願ってやみません。