札幌スピリチュアリスト・ブログ

スピリチュアリストとして日々感じたことや、考えたこと、書籍の紹介などを徒然なるままに記します。

崩壊する既存の国際秩序と霊的新時代の息吹き

f:id:tatsuf18:20220401041413j:plain

ロシアによるウクライナ侵攻の背景にあるもの

 2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が開始されてから1ヶ月以上が経過しました。当初は両国の軍事力の違いから首都キエフが早期に陥落して、ウクライナの全面降伏というプーチン大統領の描いたシナリオ通りになるのではという見方が多かったのですが、ウクライナ側の抵抗によって膠着状態になり、現時点では事態の予測は難しい状況となっています。非難されるべきは国際法を破って力による現状変更を強行したロシアのプーチン政権であり、ロシアに対する各国の経済制裁は、止むを得ない措置といえるでしょう。ただ、今日の世界を覆う閉塞感や息苦しさはプーチンを悪として断罪するだけでは解決できません。国際秩序の崩壊をここまで推し進めたのは自由と民主主義のシンボルとしての米国の崩壊が引き金となっていると考えざるを得ません。
 私は、今日の世界の分断がより鮮明になったのは、2020年11月に行われた米国における大統領選挙の結果が深い影を落としていると感じています。圧倒的に選挙で勝利したはずのトランプがあまりにもひどい選挙不正によって敗北し、その後のバイデン政権の誕生という出来事はアメリカが民主主義の旗を降ろした瞬間でした。巨大ビックテック企業や金融資本や大手マスコミがこぞって反トランプで結束し、ポリテカルコレクトネスを標榜する民主党左派やグローバリスト達によって民意が葬りさられ、選挙結果まで歪めてしまいました。そしてアメリカにはジョージ・オーウェル1984年』という小説が示す監視管理社会が出現しつつあります。 
 バイデン氏は大統領に就任するや否やメキシコ国境の入国緩和措置を行い、その後2021年だけで200万人の不法移民が流入し、アメリカは麻薬や人身売買が激増する地獄と化しています。これは民主党が大量の不法移民に選挙権を与えることによって、2度と共和党に政権を渡さないための恐るべき戦略によって行っている行為です。また今日の極端な原油価格の高騰も、バイデン政権になってからトランプ政権時代のエネルギー政策を全てひっくり返して、キーストンパイプラインの停止を始めとして極端な再生エネルギーシフトへの転換したことで米国がエネルギー輸出国から輸入国に転落したことが大きく影響しています。
 そして極めつけはアフガニスタンからの拙速で戦略なき惨めな撤退でした。バイデン大統領は同盟国にも事前に相談もせずに、9.11を前に米国同時多発テロ20周年記念式典において高らかに終戦宣言を行いたいという実に利己的な自らの功名心のために民間人がまだ脱出しきれていないアフガンニスタンから8月末までに米軍が撤退し、世界中から非難を浴びました。しかも周りの側近からの撤退の時期が早すぎるという忠告を無視してのことだったようです。こうした弱いアメリカの姿を注視していたのは中国であり、ロシアであったわけです。今回のウクライナ侵攻を行ったプーチン率いるロシアは世界中から責められて当然ですが、その原因を作ったのが崩壊するアメリカであり、バイデン政権であったと言っても過言ではありません。

グローバリズムと国際共産主義

 構造的に一部の人間に歯止めなく富が集中してしまう今日の資本主義社会の矛盾、そして国境を越えた富の集中をもたらすグローバリズムは、国際共産主義と実は親和性が高いのです。それは一部独裁的な権力者が自分の意のままに世界を統治していくための出発点が異なるだけで、目指すべき方向性は一致しています。2020年度米国大統領選挙は、まさにそのことを実証する出来事でした。グローバリスト達が目指すニューワールドオーダー(新世界秩序)は、決して私達が理想とする世界ではありません。本の一握りのエリート達が他の人類を支配するための支配しやすい仕組みなのです。
 ジョージ・オーウェルの『1984年』では、その支配者をビッグブラザーとして表現し、その支配の方法は情報統制と恐怖でした。今日多くの人々が現実に何が起こっているかを知る手段は、マスコミとインターネット空間であり、また何世代にも亘ってその支配を継続させるためには教育を抑えることが重要です。多くのメインストリームメディアは米国大統領選挙で明らかになったように巨大なお金の力によってグローバリストによってその影響化におかれ、真実を明らかにしようとする者に対しては徹底して事実を捻じ曲げてまで弾圧します。そして選挙不正や治験中のワクチンの強制に異議を唱える勇気ある人々の声を圧殺して来ました。
 更にビックテック企業は今やインフラとして機能しているSNSなどの情報インフラを利用して、自分達が危険人物とみなせばアカウントを消して、自分たちの運営するプラットフォームにおいては、自由な発言ができないように制限しています。人間の基本的人権の中でも最も根本的な権利の一つである言論の自由を一部のプラットフォーマーがまるで自分が神の立場にたっているかのように制限しているのです。共産主義独裁国家から自由を求めてやっとのことで逃れてきた人々が自由の国と信じて逃げ延びてきたアメリカで行われている言論統制を受けて悪夢が蘇ったと感じる人々が増えているといいます。BLM(ブラックライムズマター)やアンティファの動き、ポリテカル・コレクトネスによる偏った価値観の強制が常態化しているのです。米国では民主党の州ではジェンダー・フリーの名のもとに自称女性と称する男性が平気で女子トイレや更衣室に入り、自分はトランスジェンダーで女性であると主張すれば出入りを妨げられないといいます。そして悲惨なレイプ事件も起こっているのです。果たしてこれが本当の自由なのでしょうか。今の米国の民主党(特に左派)の政策を見ていると彼らの目的が米国の伝統秩序の崩壊であり、無神論・唯物思想の蔓延によってアメリカの崩壊を目指しているとしか思えません。

立ち上がり、声を上げる真実に目覚めた勇気を持った人々

f:id:tatsuf18:20220401033414j:plain

 この度のブログを書くにあたり、一冊の書物に出会いました。それはシカゴ在住の企業経営者であり、空手の師範代で言論人でもある山中泉氏の『アメリカの崩壊』ー分断の進行でこれから何が起こるのか(THE COLLAPSE OF AMERICA)ーという2022年3月31日発行の書物です。事前に情報を得て書店で見つけてすぐに読み終えました。この山中さんに限らず様々な言論人がマスコミが伝えようとしない不都合な真実を勇気を持って発信し始めています。そして、草の根の言論人の努力によって人々の意識が少しづつ変わりつつあります。アメリカではバイデン大統領の支持率が特にアフガニスタンからの惨めな撤退劇の頃から急速に落ち込んでいます。更にバイデン一色、民主党一色だった巨大メディアも真実を隠し切れなくなりつつあります。
 そしてこうした状況を見ていると霊的な環境の変化が人々の意識に影響を与えていると感じます。スピリチュアリズム普及会のインフォメーションを読むとイエスの幽界降臨や地上再臨の様子が克明に描かれ、これまで誤った宗教を信じて他界した多くの宗教指導者が次々と霊的真理に目覚めて覚醒し、幽界においては地殻大変動のような大宗教革命が起こっている様子が述べられています。2000年前に人類の無知故に十字架上で他界されたイエス1800年の時を経て、1848年以降のスピリチュアリズム運動を主導され、『シルバーバーチの霊訓』として霊的真理を地上に展開されました。そして霊的真理が地上に定着した基盤の上に霊的影響力を地上にまで及ぼし、霊媒を通じて直接メッセージを与えるという奇跡のような出来事が起こったのです。
 身の回りを見れば、私たちの周囲にはあまりにも理不尽な出来事が次々と生じているように感じます。しかし、霊的な目を凝らして人類史を俯瞰し、今日起こっている事態を冷静な目で見つめてみるならば悲惨に思える出来事も人々が真実に目覚めて覚醒するための準備段階に入ったとも捉えることが出来ます。地上の権力者は、霊的無知故に人々から真実を隠して物質至上主義と利己主義によってまさに地上を真っ暗な光が射し込まない世界に塗り固めようと必死になって悪事を重ねています。しかし、まるで神のようにふるまう彼らも誰一人として宇宙を支配する神の摂理から逃れられる者はいません。一握りの彼らもいずれは間違いなく地上での生を終えて永遠の霊的人生を歩まざるを得ません。そこでは地上では通用した嘘は通用せず、全ての真実が明らかとなります。
 人類は今、産みの苦しみの中で新しい時代の息吹きを感じる霊的新時代を迎えつつあります。願わくば一人でも多くの命が真実の神の光に触れて、物質主義と利己主義によって足の踏み場もない地上の喧騒から安らぎに満ちた至高の世界の入り口に立たれますことを願って止みません。

 

スピリチュアリズム普及会の総合サイトのスピリチュアリズム・インフォメーション

spiritualism.jp