札幌スピリチュアリスト・ブログ

スピリチュアリストとして日々感じたことや、考えたこと、書籍の紹介などを徒然なるままに記します。

内的知性の啓発とインスピレーションの現実世界への投影

 

f:id:tatsuf18:20190718200658j:plain

 ここ暫く、このブログを書く作業から遠ざかっていました。これまで書かせて頂いた内容は、書籍を読んだ読後感や考察であったり自分の体験に基づいた価値観であったり、どちらかというと何か対象物があって、それに対して自らの私見を書くというスタイルであったと思います。今回は、特に何かそうした書物や体験でなく最近感じていることを徒然なるままに思いつくままに書いていこうと思います。前後の整合性が合っていなかったり、文章としておかしいと思われた方は最後まで読まなくても構いません。

 タイトルに「内的知性の啓発」と「インスピレーションの現実世界への投影」という2つを欲張って入れてみました。最初に内的知性の啓発について書きます。日々の慌ただしい生活の中で現代人の多くは、自分の内面と向き合ったり、内なる声に耳を傾ける機会がとても少ないように感じます。そうした反省もあってか、特に欧米ではマインドフルネスやヨガなどによって瞑想する時間を持つ傾向が増えているように思います。

 他者との相互理解や交流は勿論大切なヒトとしての成長・発展にも繋がるものですが、私達が常日頃、それほど価値のある他者との交流をしているかと問い直すと惰性に流れている面も多いのではないでしょうか。私自身一人になれる時間を1日最低3時間以上は極力持つようにしていますが、それでも少ないと感じることもあります。以前は家に帰るとテレビを見たり、娯楽のため映画をよく見ていましたが、そうした習慣は今はなくなり静かな音楽を聴きながら内なる声に耳を傾けたり、どうしても必要な場合には読書によって必要な情報を手にいれるということをしています。ただ本を読むときにも、読み流すのではなく大切だと思う箇所に線を引いたり、ノートに書き写したり、内容を反芻するために瞑想をしたりということもするようになりました。

 スピリチュアリズムを学んでいくと人間の本質、自分だと思っているものの本質は霊であるということになります。では自分の中の潜在意識の中に普段は沈んでいる霊的な要素、つまり自分の本質と自分の意識はどう向き合えば良いのでしょうか。最近とても新鮮な感覚なのですが、自分の内面の深いところにある“内的知性”別の言い方をすると“霊的存在としての自分”と対話するというより内なる声に耳を傾けるということがそれほど抵抗なく一人でいる時間に感じられるようになりました。自分の肉体だと思っているものは実は現実世界に対する内的知性の表現形態であり、内的知性がこのような動きをしたい、このように自分を表現したいと思うとそのように身体が呼応し、またその波動は周りの人にも何らかの影響(波紋)を与えるという感覚です。そうした感覚が強くなると特に一人でいる時間でなくても、まるで別次元の自分が自分を見ているような感覚にもなったりします。

 不思議なことに肉体や物質的な意識が強くなるときに感じる欲望も、睡眠は別として薄らいで行きます。睡眠はなぜ別かというとこの地上界で生きている時に自分が果たすべきミッションを遂行するために必要な肉体を休ませ、起きている間に溜まった現実世界の精神的な垢を落として翌日新らしい気持ちで出発するために必要だと感じるからです。日々の習慣が自分を創るのだとしたら、今の自分はスピリチュアリズムの価値観を習慣に落とし込むことによって、肉体も精神も今はとてもリフレッシュしているように感じています。とても幸福感に満たされている状態だとも言えます。ともかく日々無駄と感じる時間がとても少なくなってきたように思います。

 次に「インスピレーションの現実世界への投影」について考えてみます。インスピレーションとは霊的直感とでも言えるようなひらめきや思いつき、ふと浮かんでくるアイデアといっても良いでしょう。そうしたそのままにしていたら泡のように消え去ってしまうものだと思います。おそらくビジネスの世界や政治の世界、学術の世界で世の中に影響を与えるような成功を収めた人々はこうした霊的直感のようなインスピレーションを常日頃の正しい生活習慣や問題意識、また優れた実行力、忍耐力によって現実世界に創出し、思っていること(これを思考と表現する方もいます)を現実世界に投影することに成功した方々だと言えると思います。現在インターネットの急速な普及によって、素晴らしいアイデアや理想を現実世界に投影することが以前よりずっとできるチャンスが増えました。つまり本来霊的存在である人間がその霊性を発揮するチャンスが多くなったとも言えます。

 そのアイデアや思いが地球全体の持続的な発展を願う利他性を伴ったものならば、その思いに感応して多くの人々に波紋を与え、既に他界して肉体の限界を超えた存在とも深く結びつくことによって、現実世界にもそれが展開していくことは間違いないでしょう。正しい思いを持って生きている人々には現在はとても素晴らしい時代となりました。私自身、現実世界で展開している活動をそのような思いで継続して行きたいと心から思います。是非皆様も霊的真理を学び、実践することを通して真の自己実現を果たしていただければ幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。