札幌スピリチュアリスト・ブログ

スピリチュアリストとして日々感じたことや、考えたこと、書籍の紹介などを徒然なるままに記します。

神の摂理の絶対性への確信と日々の生活について

 

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 スピリチュアリズムの他の宗教との決定的な違いは、神についての考え方、この世界をどのように見つめるかにその特色があります。最近身近な人間関係の中で、特に神の摂理に対する絶対的な確信に基づく行動が事態を大きく好転させていくことを体験する機会がいくつかありました。

 スピリチュアリズムの本質は、これまで人類が求め続けてもついには最終的な答えに辿り着くことができなかった霊的真理を霊界側の高級霊の働きかけによって霊界通信という方法で現代人でも納得できる内容として人類にもたらされたということだと思います。世界三大霊訓といわれるアラン・カルディックの「霊の書」、ステイントン・モーゼスによる「霊訓」、そして完成形が「シルバーバーチの霊訓」です。これ以外にも1848年以降、多くの信頼に足る高級霊からの通信が届けられ人類を啓発し続けています。

 人類はこれまで地上に誕生した世界三大宗教と言われるキリスト教、仏教、イスラム教を始め数えきれない宗教(その三大宗教自体も教義や宗派の違いで互いに対立しあってきた)の何かに属することによって地上生活を行う上で訪れる様々な困難を克服しようとしてきました。霊的真理は一つしか存在せず、死後その一つの真理が支配する霊界で生活するようになるまで無数に存在する地上の宗教のどれかに属するか、唯物的な考えで過ごすか、何も考えずに現実だけを見て生きていくか、いずれにせよ本来のあるべき生き方ができなかったといえましょう。その霊的真理に対する無知が今日の争いの絶えない世界を作ってきたと言えましょう。

 スピリチュアリズムは、我々が肉体の五感で感じられる現実世界は存在の一側面に過ぎず、波動(バイブレーション)の異なる世界が現実と交錯するように存在しており、異なるバイブレーション間の通信が霊媒という存在によって可能になることを科学技術が発達した現代の人間でも自分の理性で納得できることを実証しつつある運動であると言えます。初期の段階では、ラップ現象や霊の物質化現象など霊の存在を霊界側から証明しようとする段階でしたが、19世紀後半から20世紀にかけて世界三大霊訓のような霊的真理そのものを伝える段階になって今日に至っています。

 スピリチュアリズム普及会では、スピリチュアリズムが明らかにした真実の神観について以下のページで詳細に述べられています。

1.神について……スピリチュアリズムが明らかにした真実の神観

この中で、神は摂理を通して世界を支配しているという項目があります。これまでの既存の宗教とスピリチュアリズムの大きな違いの一つにこの内容があると思います。

 この詳しい内容は後で述べることにして、物質世界にも法則があるように霊的世界にも絶対的な法則があって、そのことを正しく理解してそれを実践することによって様々な困難に立ち向かっていくことができることをシルバーバーチの霊訓と出会ってから少しづつ体験する機会がありました。一般的な感覚からすると絶対絶命とも思ってしまうような事態や中々超えられない人間関係の壁を、自分の本質が霊であること、利他の精神で生きること、神の摂理に対する絶対的な確信によって乗り越えて来れたように思います。

 人間は、自分を取り巻く環境が自分の願わない方向に行った時に、不安を感じ、その不安や恐怖から逃れるために良からぬ方向に向かってしまうことが多くあります。正しい世界観、神観に基づく神の摂理への絶対的な信頼と確信は、不安や恐怖を取り除き現実世界を好転させていきます。次回は、霊的真理をより深く理解することによって自分を取り巻く環境をどのように好転させていくことができるかを考えてまいります。