札幌スピリチュアリスト・ブログ

スピリチュアリストとして日々感じたことや、考えたこと、書籍の紹介などを徒然なるままに記します。

神の摂理の絶対性への確信と日々の生活について(2)

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 休日を利用して、シルバーバーチの霊訓「霊的新時代の到来」を読み返しています。読み進む中で、納得する部分、身近な体験と結びつけながら確信を深めていました。二章の「蒔いたタネが実りをもたらすのです。」の最初の部分で「不動の信念を持って人間としての正しい生活を送れば、きっとその恩恵に欲することができます。このことに例外はありません。・・それが宇宙の摂理なのです。その摂理に調和しさえすれば、必ずや良い結果が得られます。」とシルバーバーチが述べている部分があります。

 これまで、関わりのある方々で少しづつですが霊的真理をお伝えする機会がある方に、スピリチュアリズムについて、シルバーバーチの霊訓について語ってまいりました。その時には、すぐ理解できなくてもいつかわかっていただける時が来ることを信じてお伝えしてまいりました。その中のお一人で、定期的に自宅に用事で来られる方がいました。既に2年近く、自宅に来られる度に短い時間でしたが、伝え続けてまいりました。その方が、ある時に知り合いの方の中にシルバーバーチの霊訓に興味をお持ちの方がおられると伺いました。そしてその方を紹介していただくことが出来ました。

 直接お伝えした方は勿論ですが、数年して間接的に準備された方とお会いする機会を得て、今後も引き続き共に霊的真理を学んでいくということが可能になりました。この出来事を通じて、神の摂理を信じて、その摂理に調和していくことで結果が想像もしない形で訪れるのだと改めて確信致しました。

 人は何かに努力を傾け始めるとすぐに目に見える結果を求めがちです。スピリチュアリズムを信じて日々霊的真理を糧に生活している私達においても、その点は同じです。そして時には無力感を感じたり、確信を持ち続けることが出来なくなることもあります。この度のことを通じて、結果が出るまでに時間がかかっても、また求めた内容ではなくても、必ず良い結果が現れるということを実感致しました。

 シルバーバーチは別の箇所で「代価を払わずして価値あるものを手にいれることはできないということです。」と述べています。この代価というものは何かと考えた時、日常生活で接するあらゆる人との出会い、その時々に自分の接し方や話す内容、更にはその方との信頼関係を保つための努力、そうした一見見過ごしてしまいがちな小さな生活の一コマ一コマが実は良い結果をもたらすタネになっているというという実感です。そして、こうした日常生活の中に現れる摂理の絶対性への確信が、その摂理を創造された神(大霊)への絶対的な確信となっていくと感じます。

 今回は、自分の身近な体験を通して神の摂理への絶対的な確信とそのことがもたらした現実について報告させていただきました。是非、皆様も日常生活の中に“神の摂理”の素晴らしさを実感していただければ幸いです。

神の摂理の絶対性への確信と日々の生活について

 

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 スピリチュアリズムの他の宗教との決定的な違いは、神についての考え方、この世界をどのように見つめるかにその特色があります。最近身近な人間関係の中で、特に神の摂理に対する絶対的な確信に基づく行動が事態を大きく好転させていくことを体験する機会がいくつかありました。

 スピリチュアリズムの本質は、これまで人類が求め続けてもついには最終的な答えに辿り着くことができなかった霊的真理を霊界側の高級霊の働きかけによって霊界通信という方法で現代人でも納得できる内容として人類にもたらされたということだと思います。世界三大霊訓といわれるアラン・カルディックの「霊の書」、ステイントン・モーゼスによる「霊訓」、そして完成形が「シルバーバーチの霊訓」です。これ以外にも1848年以降、多くの信頼に足る高級霊からの通信が届けられ人類を啓発し続けています。

 人類はこれまで地上に誕生した世界三大宗教と言われるキリスト教、仏教、イスラム教を始め数えきれない宗教(その三大宗教自体も教義や宗派の違いで互いに対立しあってきた)の何かに属することによって地上生活を行う上で訪れる様々な困難を克服しようとしてきました。霊的真理は一つしか存在せず、死後その一つの真理が支配する霊界で生活するようになるまで無数に存在する地上の宗教のどれかに属するか、唯物的な考えで過ごすか、何も考えずに現実だけを見て生きていくか、いずれにせよ本来のあるべき生き方ができなかったといえましょう。その霊的真理に対する無知が今日の争いの絶えない世界を作ってきたと言えましょう。

 スピリチュアリズムは、我々が肉体の五感で感じられる現実世界は存在の一側面に過ぎず、波動(バイブレーション)の異なる世界が現実と交錯するように存在しており、異なるバイブレーション間の通信が霊媒という存在によって可能になることを科学技術が発達した現代の人間でも自分の理性で納得できることを実証しつつある運動であると言えます。初期の段階では、ラップ現象や霊の物質化現象など霊の存在を霊界側から証明しようとする段階でしたが、19世紀後半から20世紀にかけて世界三大霊訓のような霊的真理そのものを伝える段階になって今日に至っています。

 スピリチュアリズム普及会では、スピリチュアリズムが明らかにした真実の神観について以下のページで詳細に述べられています。

1.神について……スピリチュアリズムが明らかにした真実の神観

この中で、神は摂理を通して世界を支配しているという項目があります。これまでの既存の宗教とスピリチュアリズムの大きな違いの一つにこの内容があると思います。

 この詳しい内容は後で述べることにして、物質世界にも法則があるように霊的世界にも絶対的な法則があって、そのことを正しく理解してそれを実践することによって様々な困難に立ち向かっていくことができることをシルバーバーチの霊訓と出会ってから少しづつ体験する機会がありました。一般的な感覚からすると絶対絶命とも思ってしまうような事態や中々超えられない人間関係の壁を、自分の本質が霊であること、利他の精神で生きること、神の摂理に対する絶対的な確信によって乗り越えて来れたように思います。

 人間は、自分を取り巻く環境が自分の願わない方向に行った時に、不安を感じ、その不安や恐怖から逃れるために良からぬ方向に向かってしまうことが多くあります。正しい世界観、神観に基づく神の摂理への絶対的な信頼と確信は、不安や恐怖を取り除き現実世界を好転させていきます。次回は、霊的真理をより深く理解することによって自分を取り巻く環境をどのように好転させていくことができるかを考えてまいります。

 

非日常の中で感じた霊性深化への道のり

 

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 2018年9月6日未明「北海道胆振東部地震」が発生しました。長い揺れではありませんでしたが大きな揺れを感じたためこれは大きな被害が出るなと感じました。地震発生から直後に北海道内全域が停電するという事態が発生し、東日本大震災の時とはまた違って災害の当事者になった感がありました。大型の台風が通過した上に震度7地震が襲った厚真町は大きな被害が出ました。また震源の近くに道内最大の火力発電所があり、そこが地震の被害で緊急停止したことで結果として道内全域のブラックアウトが起こってしまいました。

 先が見えない不安もある中で、まずは家族を始め安否の確認した後で少し体調を崩した事もあって、数日間家の中で過ごしました。私達が日常生活を不便なく送ることが出来ているのは普段あまり意識することはありませんが、電力や水を始めとした多くのインフラとそれを維持するための多くの人々の努力によって成り立っていることを実感させられました。「サバイバル・ファミリー」という映画がありますが、わずか数日ではありましたが電力や通信などのライフラインが途切れてしまうとあらゆることが非日常の世界になってしまいます。少しだけですが映画の場面と重なる光景がありました。

 普段できるだけ霊的意識を保つことを心がけているつもりの自分でしたが、災害直後はまず日常を取り戻すことに意識を向けざるを得ませんでした。2週間以上経ってようやく日常生活を送ることができるようになった今になって、災害時の自分の心の動きや行った行動、周囲の皆様との交流の中で、霊性深化に繋がることが何かないかを振り返ってみることにしました。

 霊的真理によって人間の本質が霊であり、肉体を伴った人生が終止符をうった後も霊的人生は途切れることなく永遠に続いていくことを確信している自分という存在ですが、日常生活の中では家族の一員であり、組織の構成員であり、地域社会で一定の役割を担っている存在であり、多くの人達と様々な絆で結ばれている存在でもあります。問題は霊的真理を知っている自分という存在がどのような内面の意識で日々の生活を送っていくのか、またその結果、具体的な行動にまで変化を起こすことができるのかということが問われてくるのだと思います。

 今回の災害を受けて、札幌シルバーバーチ読書会のメンバーにも主にメールを通して安否確認や何か被害がなかったか、日常生活に支障はないかなど連絡してみました。特に大きな被害に合われた方もなくて安堵するとともに、こうした非日常の出来事があっても皆様落ち着いて行動されている様子を伺い、現実にどのような出来事が起こっても霊的真理を共に学ぶ仲間がいるということがどれだけ力づけられるかを実感しました。また自分の身の周りでも災害復旧に向けて具体的な行動を起こされる方々の姿に勇気づけられることもあり、こうした時こそ日頃何を心の中心において生活しているのかが現れるのだと感じる場面もありました。

 世界的な気候変動の中にあって、日本は特に地震災害の多発地帯でもあります。今後国内のどの地域に住んでいても、大きな災害に遭遇する危険性はどなたにも存在しています。自然災害は科学技術が高度に発達した今日でも正確に予知することは出来ません。また高度な情報社会だからこそ、基本インフラが消失した時の影響は甚大です。災害への備えは、行政や地域社会、個々人においても常日頃から心がけることが大切です。

 ただそうした物質的な備えとともにより重要なことは霊的真理を知ってそれを常日頃から実践する生き方をする方が増えて行くことで、被害の拡大を少しでも緩和して、また心の安定と何かあった時に互いに助けあう社会の実現に向かっていくことができるだという確信が深まりました。この度の災害は短期間ではありましたが、多くの方々がふと立ち止まって自分の生活や生き方を見つめ直すきっかけにしていただくことが出来たら、より良い人生を送っていくための糧にしていけるのではと感じました。人生において様々な困難に直面するということは、そこで何らかの気付きを得て、それが霊性の進化向上に繋がることが出来たら、その困難に出会ったことがプラスに転じます。そのような心構えを持って霊的人生を深めて行きたいと改めて思いました。

 

 

日常生活の中での霊性向上の歩みに向けて(2)

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 先回に引き続き、日常生活の中での霊性向上に向けた取組みについて考えます。現実世界の問題ですが、最近の気象の動向は異常気象というよりも、世界全体が新たな気候変動の段階に至っていると感じざるを得ない様々な現実に直面しています。今年の夏は記録的な暑さとともに、降雨量も観測史上最大を記録する地域が増えるなど国内だけみても、様々な被害が生じています。世界に目を転じれば、ヨーローパ、アジア、南北アメリカ大陸などやはり気候の激変といえる状況が伺えます。また日本列島は1995年の阪神淡路大震災以降、地震や火山の活動期に入ったようにも感じます。こうした外的な自然の環境激変とともに、国家間、民族間、地域間の紛争やテロは21世紀に入っても、沈静化するどころか日々止むことはありません。

 こうした様々な困難に対して一方では敢然と立ち向かっている人々も数多く存在しています。スピリチュアリストとして日常生活を送る私達は、こうした現実世界の問題にも対処しつつ、人として生きていく上で最も価値のある霊性の向上と日々の生活の中での利他愛の実践を常に意識して生きていくことが求められています。

 私自身は、日常生活で仕事関係も含めて多くの皆様と接する機会がありますが、どのような関係においても、霊的視野からみつめていくという視点をできるだけ持つように努めています。霊的視野という言葉を別の言葉で言い換えると、その方の置かれた立場や現在の状況を永遠という観点から見つめて接するということだと思います。つまりその方の本質である霊という視点で見つめると現実の世界での関係性に大きな変化が現れるということです。

 これまで限られた物質的・現実的な視点でのみ見つめていては気づかなかった点が永遠という時の流れの中で霊的視野で見つめることによってこれまでとは違った関係性を築くことができるようになります。そして、その方の中に神の分霊としての神性を見いだせた時、きっと新しい関係性が築かれていくように思います。

 またそうした視点で、今日の身の周りで生じる自然現象や社会現象を見つめていくと今私達に求められていることは何かが見えてくるのではないでしょうか。日常生活という誰もが生きている間は続いていく時の流れの中で、ふと足を止めて静寂の中でより自らの本質に触れる時、また瞑想や深い祈りの中で高級神霊との触れ合いを持つ時、ものごとの本質が見えてくるのではないでしょうか。

 現実世界の中で目に見える形で何かを行なうということではなく、内的な世界の覚醒の中で、少しずつ日常生活をおくる自分の中に変化が訪れること、それこそが地上に生を受けて生きていることの証なのではないかと感ずる今日この頃です。またそのような心を持った方々とともに日々霊性の向上に務めることができれば、これ以上の幸福はないと感じます。これからもそのような生き方を継続していきたいと思います。

日常生活の中での霊性向上の歩みに向けて

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 自分の本質がスピリット(霊)であることを意識することは、忙しい日常生活の中では容易ではありません。ふとした瞬間に、また一人で瞑想する時間や大きな困難に直面した時は深く内面を見つめる瞬間はありますが、多くの方々と日々交わる中で、また仕事が忙しい中でそうした霊的感性を持ち続けることは困難が伴います。

 最近1ケ月程は、そんな状況が続いておりました。そこでこのブログを書くこの時間は内面を見つめる時間にしようと思います。自分の状態が霊的感性を保って生きているかどうかの一つの尺度として一日の初め(朝起きた瞬間)や一日の終り(眠る瞬間)自分の心の中をどのような思いが中心を占めているかということがあります。

 人間は地上人生においては、どうしても物理的な時間の制約の中で生きて行く必要があるため、瞑想する時間や霊的真理を学ぶ時間、祈りを通して自分の霊の向上、神や高級霊に思いを寄せる時間も限られた時間の制約下にあります。地上の宗教においては、ユダヤ教のように一週間に一度は安息日を設けて、その日は神と自分との関係性を再確認し、そこから新しい一週間を始めるという宗教もあります。

 スピリチュアリズムの霊的真理を通して、地上人生において最も価値ある人生とは何かをそれぞれの基準に応じて知る機会を与えられたスピリチュアリストにおいても、理性においては、何が地上人生において最も大切なことであるかは理解されている方が殆どだと思いますが、日常生活の中で自然とその内面が霊主肉従の状態を継続して保ち続けられる方はまだそれほど多くはないと推察されます。

 スピリチュアリズム普及会のHPのスピリチュアリズム思想[Ⅲ]の6.より高次の霊的人生を歩むための秘訣を再度拝読してみました。その中で道具意識(自らを神と高級霊の道具として捧げ、積極的な自己滅私によって奉仕に専念しようとする姿勢)、犠牲精神(人類の幸福のため、あるいは大義のために自分自身を喜んで犠牲にする姿勢)、霊的視野(霊的真理に立った見方・考え方)の3つの秘訣について書かれています。

 もちろん霊的真理を多くの方々にお伝えすることは、スピリチュアリストとしての最大の責務であり、地上人生の目的でもあります。ただ地上人生を歩んで行く中では、日常多くの方々と接し、家庭においても仕事においても様々な局面で自らの役割を果たしていかなくてはならないことも事実です。3つの秘訣の中で、特にどのような局面においても自分の内面を占める思いが霊的視野にたっているかどうかを確認するすることは比較的実践しやすいように思います。

 それは自分も含めて人の本質は霊であり、霊的成長、霊性の向上進化こそがどのような人間にとっても地上人生の最大の目的であるということを意識して接することだと思います。そのような意識を持つことによって、ともすれば利害関係や表面的な合う合わないといった感情に陥りそうになった時にふと立ち止まることができるようになって来ます。それは、多くの方と接する機会が多い人でも努力することによって少しづつ身についていくのではないでしょうか。何か特別なことをするというのではなく、当たり前に毎日人と接する日常の営みの中でも霊的人生を歩む自分に気づくことは出来るように思います。

 霊性の進化・向上というのは、地上人生はもちろん、霊的世界に入ってからも永遠に続いていく人としての歩みですが、日常生活の一つ一つの出会いや、出来事を大切に捉えて自分の発する言葉や行いの中に僅かでもそのことに繋がる生き方ができるような自分となるべく、これからも学びを深めてまいりたいと思います。

 

 

 

 


 

 



東京スピリチュアリズムサークル主催の第1回読書会に参加して

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 4月14日これまで札幌の地でスピチュアリズムの普及のために人生の全てを捧げて歩んで来られた川端様とご一緒に日本の首都東京で本物のスピリチュアリストが集って開催された東京スピリチュアリズムサークルの第1回読書会に参加することが出来ました。特に川端様は、スピリチュアリズム普及会の代表世話人である小池里予様とは、お手紙では何度もやりとりされていたのですが、健康上のこともあってお会いする機会がなかったのです。8年以上に亘って毎月1~2度ご自宅を読書会のために改造されて、霊的真理を一人でも多くの方々に届けようと全身全霊を傾けて来られました。

 私は人生上の大きな悩みを抱え、「もはや地上のどこにも頼るべきものが見出せず、絶対絶命と思えた時こそ、魂が霊的真理の光に照らし出される用意が整ったのですシルバーバーチの霊訓にありますが、まさにそのような心境の中で普及会のHPに出会い、身近な札幌の地に人生をかけて霊的真理の普及のために歩まれている川端様のもとを訪ねたのです。川端様は、ご自宅そのものがまるで読書会をされるための作りにされこれまで多くの北海道在住の方々がそのお住いを訪ねて来られました。私自身一度はご自宅を訪ねて読書会に参加したものの、ちょうど読書会の開催日と仕事の日が重なることもあって、1年近く読書会に参加できずにいました。

 今から1年半程前に読書会のある土日の仕事を別の日に変えて、毎月参加できるようになり、少人数ではありましたが、毎月新しい学びの機会を得て充実した日々を送ることが出来ました。そのような中で昨年6月頃から川端様の体調がすぐれないこともあり、これからも継続して札幌の地、北海道の地に霊的真理を伝える灯台の役割を果たしてほしいとの願いを受けて昨年7月頃から、札幌シルバーバーチの会を受け継ぐことになりました。

 そんな中で4月14日に東京スピリチュアリズムサークルの第1回読書会に小池様が来られることを知り、川端様と相談し、ご一緒に参加しようという事になりました。私が付き添いであれば安心して参加できるということでご一緒出来たのです。東京の会場に着いて、もう生きて出会うことはないとお互いに思っていたという小池様と川端様の感動の出会いの瞬間に立ち会うことが出来ました。お互いに出会いを心から喜んでおられる姿を見た時にこれまで川端様が暑さの中でも冬の厳しい寒さの中でも、孤独な戦いを乗り越えて来られたことをよく知っていたので、感動のあまり涙が出そうになるのをこらえていました。

 小池様とお会いするのは2度目でしたがお話を伺うのは始めてで、これまで日本のスピリチュアリズム普及会の皆様が人生の全てを捧げて霊的真理の普及という高級霊の願いに答えて歩んで来られた結果として、日本の地にハイレベルスピリチュアリストが集う本物の読書会が誕生し、今やスピリチュアリズムの発祥の地であるイギリスにも影響を与えていること、シルバーバーチの霊訓を霊媒のモーリス・バーバネルの存命中に一緒に学んで来られたトニー・オーツセンとの交流と様々な支援の話も伺い、現実的に日本のスピリチュアリズム運動は世界の範となりつつあるのだと理解出来ました。

 日本は今、少子化が進行し急激な人口減少社会に入りつつあります。かつてジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた経済大国に再び戻ることはもはや期待出来ません。また東日本大震災やそれに伴う福島の原発事故など多くの課題を抱えた課題先進国でもあります。こうした日本がこれから世界に貢献して行く道は一体如何なる道なのでしょうか。それはハイレベル・スピリチュアリストを数多く排出し、霊的真理の普及に世界のどの国にも増して取組むスピリチュアリズム大国となっていくことが何より求められているのではないでしょうか。

 各地で開催されている読書会は、霊界主導のスピリチュアリズム運動において高級霊が地上に働きかけることができる橋頭堡であり、そこで毎月開催される読書会で培われる人と人との絆は、まさに霊的真理を知って高級霊の道具として実践する者同士の理想の人間関係に他なりません。地上人生の真の目的に目覚めたスピリチュアリストとして永遠の絆を深め、先駆けて霊的真理を知った者として残された地上人生を駆け抜けていく決意を固めた貴重な読書会でした。北海道にはかつて、WSクラークの教えを受けて北海道開拓と精神復興運動を行った札幌農学校の方々が築いて来られた伝統精神があります。これからも札幌の地で皆様とともに霊的真理の普及と実践の足場を固めていきたいと思っています。このブログを読んで興味を持たれた方は是非、各地の読書会やスピリチュアリズム普及会のHPをご覧下さい。

 

 

「コナン・ドイル 人類へのスーパーメッセージ」を読んで

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そのとき、人間の肉体はもはや死の横顔に屈することはなくなるでしょう。

 昨日、同書を読み終えました。霊媒であるグレース・クックがシャーロック・ホームズシリーズの著者として有名なアーサー・コナン・ドイルが死後ほぼ2年間に渡って霊界通信として伝えたメッセージをまとめたものが本書です。

 

 コナン・ドイルは20代の時から心霊学に関心を抱き、1918年から亡くなる1930年まで心霊主義者として執筆、講演などに活躍した人物です。

 

 生前のコナン・ドイルの特に後半生の心霊主義者としての活躍は、生前書かれた「コナン・ドイルの心霊学」に詳しく述べられていますが、死後霊界通信を通して送ってきたメッセージをまとめた本書は、霊媒のグレースクックがどのような人物であったか、そしてどのような経緯でこの霊界通信を届けることになったかがPART1「コナン・ドイルの出現」に詳しく述べられており、コナン・ドイル夫人の証言や語られた内容が本人でなければわからないことが数多くあり説得力を持っています。

 

 PRAT2「コナン・ドイルは語る」は、霊界通信によるメッセージの内容ですが、シルバー・バーチの霊訓の内容までは及ばないものの、魂に訴えてくる内容にあふれており生前、特に晩年にスピリチュアリズムの普及のために生涯を捧げて生きたドイルであればこそ、伝えたかった内容だと感じました。

 

以下一文だけ抜粋します。

 「人間の魂の、これまで考えられていたより豊かな生命は、これまで死んだ後にだけ存在すると間違って考えられてきましたが、じつはそれは人間の過去、現在、未来にわたる生命なのです。人間がその中で生きている、永遠の生命の一部です。それはすべての魂が生きている生命であり、瞬間、瞬間に接触している生命体です。魂が肉体の中に宿っていようと、霊的な世界のどこかの局面にいようと、それは変わりません。

 この人間の内なる霊的な生命体がいつの日か認識されて、人間の心を捉えている様々な哲学や宗教に調和をもたらし、それらを統一することになるでしょう。これこそ、本当の“普遍的な福音”です。」

 

 シャーロック・ホームズの愛読者も、そうでない方も是非一読をお勧めします。人間とはいかなる存在かについて、一層理解が深まることと思います。

 

関連ブログ・書籍の紹介

翻訳書「故郷に帰る道」|Hiroshi's World

霊性進化の道―ホワイト・イーグルの霊示