札幌スピリチュアリスト・ブログ

スピリチュアリストとして日々感じたことや、考えたこと、書籍の紹介などを徒然なるままに記します。

トランプ革命の本質とスピリチュアリズム

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米国で生じたことが世界に波紋を広げた

 ここ暫くブログの更新をしていませんでした。北海道は、まだ寒さと積雪が続いていますが、久しぶりに投稿したいと思います。ここ数回は、米国の大統領選挙をめぐる動きも含めて今の世界の動きに焦点を当てて書かせていただきました。特に先回は主要メディアやソーシャルメディアによる言論検閲や言論弾圧について述べました。新聞やテレビなどの大手メディアの偏向報道は以前から言われてきたことですが、ソーシャルメディアによる言論検閲の動きは、まだ選択肢が限られているだけに深刻さを感じます。サイバー空間上のプラットフォーム企業を頭文字を取ってGAFAGoogleAppleFacebookAmazon)と呼ぶこともあり、これらの企業はビッグテック企業の代表格と言われています。言論空間という意味ではSNSではツィッターがあります。

  こうしたビッグテック企業の何が問題かというとマスメディアが偏向報道をした時に本来正常バイアスの働きをすべきサイバー空間での言論の事実上のプラットフォームを形成しているビッグテック企業の方向性が偏ってしまい言論検閲を始めると一般市民には情報操作をされた後の情報しか伝わらなくなってしまうということです。米国でいうと主要メディアと主要SNSの殆どが民主党より(反トランプ)で一致して、選挙不正があってもその情報をシャットアウトし、事実の認証をすべき司法(特に最高裁)も正常に機能していなかったと言えます。

 トランプ現象(トランプ革命)を別の見方をすれば、行き過ぎたグローバリズム反グローバリズムの戦いとも言えます。トランプはウォール街を中心としたワシントンのグローバリストに戦いを挑みました。一方でバイデンは大統領に就任したはずなのですが、トランプ政権時代の政策をことごとく否定する大統領令を連発した後は新しいビジョンも含めて殆ど目立った動きは見えません。外交の場に登場するのはハリス副大統領でバイデンは殆ど姿を現わせません。こうした姿をみると、無理やり強引に政権を奪取しても民衆の支持のないところでは、正当性がなくだんだんと内部崩壊が始まっていくように感じます。

 トランプ革命の本質は、単なる政治的な闘争ということではなく、正しい意味での建国の精神に基づく愛国心と自己の利益の最大化を図ろとするグローバリズムの戦いであったように思います。トランプの支持者の多くが米国の建国の精神を愛し、憲法の精神を愛する人々で構成されていることからもそれが伺えます。そして、この米国における変化は世界中に大きな変化をもたらしています。この機に乗じて、強硬姿勢に出ている中国共産党の動きも先回のブログで紹介したウィグル族へのジェノサイドの問題で世界中から非難され、2022年度の冬季北京オリンピックに対するボイコットの動きも出始めています。こうした動きを見ていると正常バイアスが世界的に働いているように感じます。

これからの世界が向かう方向性とスピリチュアリズム

 ワクチンの配布が始まりましたが、この状況が浸透していけば、今年の秋頃には世界的に落ち着いて来るように思いますが、政治的、経済的な混乱はまだ暫く続いていくように思います。アフターコロナになって、様々なものが動き始めるとこれまで以上に情報や技術の格差の問題が大きくなって来るように思います。米国における長期金利の上昇は、世界の金融経済に大きなインパクトを与えるように思います。現在株価が急激に上昇していますが、これば一時的なことでバブルはいつか弾けることは歴史が証明しています。これまでの世界経済を支えて来たシステムがコロナ禍の中で大きく変容し、一旦は痛みを伴う変革が待ち受けているかもしれませんが、乗り越える道は必ずあると確信しています。

 このように時代が大きく変化しつつある時に最も問われるのは心の内面のあり方です。最近札幌での読書会では、スピリチュアリズムの思想 [Ⅲ] ―“霊的人生論”について学び初めています。ここではスピリチュアリズムの霊的真理を実践する生き方について学んでいます。世界が劇的に大きく変わろうとしているということをスピリチュアリズムの立場から見ることが重要です。現在生じている出来事を通じて自己の内面に焦点を当てて、霊的視野で見つめる(霊的意識を肉体本能的意識の上位におく)ことによって整理していくことの重要性を学んでいます。私達は1995年の阪神淡路大地震、2011年の東日本大震災など多くの自然災害で多くの教訓を学び、今日のコロナ禍にも適切に対処して参りました。そしてこうした災害で多くの困難に出会っても、それを乗り越え、自らの内面と行動の変容をしようと尽力して参りました。そうした困難な状況と出会った時、それは大災害だけでなく個々人や個々の家庭単位の出来事であってもそうですが、内面をどのように鍛えていくかが何よりも大切であることを学んで来ました。外的には国土を強靭化しようとしたり、防災・災害対策をしっかりするということも当然大切ですが、そのことと同時に内面の深化、内面の成長も同じくらい大切です。

現実問題への対処と霊性進化への道

 このブログを始めた頃から随分と時を経過して来たように感じます。(実際には丸3年)今回で52回目の投稿にあたり、毎回様々なテーマについて書かせていただきました。このブログのコンセプトはスピリチュアリストとして日々感じたことや、考えたこと、書籍の紹介などを徒然なるままに記すこととしており、日常起こる出来事をスピリチュアリストとしての目で捉え、思ったことを書かせていただきました。おかげ様でこれまで多くの皆様に読んでいただいたことを心から感謝しています。スピリチュアリズムに出会う前の私であれば、身の回りの起こる出来事や一見すると不運に感じることに対処できず、心の平静を保つことは至難の業でした。原因が自分から生じていても、そうでなくても身の回りに生ずる自分にとって好ましくないと思える出来事や状況を正しく受け止めることが出来ない心の状態がありました。そしてその理不尽に思える状況から逃れようと、そこから逃げ出したいと思ったり、溺れた者は藁をも掴むという心境でカウンセリングや宗教的な真理を求めることもありました。

 スピリチュアリズムに出会い、苦しみへの正しい対処の仕方を学び、日々シルバーバーチの霊訓を始めとした霊的真理を学ぶようになってからは、現実世界に起こる出来事を霊的視野で見つめることが少しづつ出来るようになりました。また霊的真理に対する確信が深まるようになると現実世界に生じる様々な出来事は原因世界である霊的世界の問題でもあり、霊界に存在する高い霊性レベルに達した高級霊の願いと自らの思いを近づけていくことによって解決の道が開かれていることを知るようになりました。困難と思える出来事も、その背後には神の摂理が働いていて、その摂理に沿った生き方を自ら選択することによって、現実問題にも道が開かれるという感覚です。高級霊界から私達地上人類に与えれれた最高の叡智は、それを実践することによって始めて意味をなし、現実への正しい対処をすることによって世界を真理に沿った方向に向かわせる力となります。最近世界で起こっている様々な出来事を霊的視野で見つめると、生じている出来事を人々が如何に心の奥深くにある顕在意識の中の霊的意識、更には潜在意識の中心を占める霊的意識にまで落とし込んで対処することが出来れば、解決の道が開かれると確信しています。つまり魂の浄化ということです。表面的な対処法では解決できない現実世界の矛盾が大きく広がっている今こそ皆様が霊性進化の道の扉を開かれるよう願って止みません。

(お陰様で、本日(2021年3月8日)ページアクセス数が1万件を突破しました。閲覧いただいた皆様、これからも宜しくお願い致します。)

 

スピリチュアリズムの思想[Ⅲ]霊的人生論

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