札幌スピリチュアリスト・ブログ

スピリチュアリストとして日々感じたことや、考えたこと、書籍の紹介などを徒然なるままに記します。

正しい霊的知識を持って日々実践することの重要性

  

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 人は、自分の歩んでいる人生になるべくなら波風が立たずに、平穏無事で過ごしたいと願います。自分から不幸を願う人などいませんし、できることなら、昨日より今日、そして明日はもっと素晴らしい人生を歩める自分になりたい。そう誰もが願って日々の生活を送っています。勿論、充実した毎日を送っていると感じている方も多くおられると思います。ただ自分の人生を振り返ってみて、一度も不幸だと感じた瞬間はないと言える人は誰一人いないと思います。それは霊的真理と出会い、人生の真の意味するところを先駆けて知らされたスピリチュアリストも同じです。ただ問題なのは苦しみの質です。

 シルバーバーチは、「地上人類への最高の福音」の中で苦しみの中でも無用の苦しみがあることを指摘しています。自ら背負い込んでいる苦しみ、自ら好んで無知と愚かさの道を選んだために引き起こしている苦しみ、偏見が生み出している苦しみ、迷信にとらわれているために生じている無くもがなの苦しみを取り除きたいと述べています。こうした苦しみは、地上人生の最大の目的である霊性の向上に結びつかない苦しみであり、霊的真理を知ることによって解消できる苦しみなのです。シルバーバーは悟りは苦しみの中から生まれると語る一方で、霊的無知なるが故に生じる様々な苦しみから人類を救いたいとも述べているのです。

 これまで地上にもたらされた多くの宗教は、こうした無用な苦しみから人々を救いたいという動機で説かれてきた教えも多くあったと思います。ただ残念ながら地上人が地上の感性で理解できる死後の世界、霊界に対する理解の度合いは実際に他界して霊界で長い間生活してきた霊界人の感性や理解力と比較すると遥か遠く及ばないということが高級霊の通信から明らかになって来ました。教祖が地上人であった時代に受けたインスピレーションの中には、高級霊から受けたものもあったことでしょう。しかし、組織化していく過程でどうしても地上の価値観による人工的な教義に姿を変えて、素朴な真理が埋没してしまい、多くの人々は教義の背後にある霊的事実、霊的真理を知ることができなくなってしまったのです。

 スピリチュアリズム運動は、こうした状況に人類が陥ってしまったことに心を痛めたナザレのイエスを中心とした高級霊達が長い期間をかけた周到な準備のもとに、1848年のハイズビル事件を契機に地上界に始めて霊界通信という形式を通して霊界の事実を伝えて来た運動です。その真偽を判断するのは、私達の理性であるというのです。シルバーバーチは生前自分がどのような人間であったかを最後まで明らかにぜず、ただその発する言葉の内容から真理か否かを判断してほしいと告げました。今私達は、直接交霊会に出てその言葉に出会う機会はありません。残されたのは霊訓と言われる言葉や祈りの記録のみです。

 ただその内容に一度触れると、これまで誰からも聞いたことのない霊界、地上界の真実を理性においても、今の段階の分かっている範囲での知見においても納得できる形で説明されているのです。まだまだ奥が深く明かされていない事実も多々あると思いますが、それでもこれまで漠然としか理解できなかった人間に関する真実がシンプルでありながら実に深遠な叡智として表現されているのです。まずはこうしたブログなどの間接的な表現ではなく、スピリチュアリズム普及会が出版したり、既にWEB上で掲載しているシルバーバーチの言葉に一度触れてみて下さい。そして自らの理性が反発するものは排除して理性で納得できるものを探してみて下さい。そしてそこで述べられている内容に確信が持てたら、実践してみて下さい。きっとあなたの人生に明るい希望の光が見えてくるはずです。そこから先はあなた自身の問題です。是非、まずは霊訓に触れてみられることをお勧めします。

 

スピリチュアリズム・ブックス(スピリチュアリズム普及会のHPより)

http://www5e.biglobe.ne.jp/~spbook/index.htm