札幌スピリチュアリスト・ブログ

スピリチュアリストとして日々感じたことや、考えたこと、書籍の紹介などを徒然なるままに記します。

神の摂理に対する段階的理解について

 

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 札幌シルバーバーチの読書会では、次回から神についての学習を終えて、神の摂理について学んでいきます。スピリチュアリズムでは、これまでの宗教とは神についての認識において大きく異なっております。中でも特筆すべきことは「神は摂理(法則)を通して世界を支配している」という内容です。

◯詳細は下記をご覧下さい。

(7)スピリチュアリズムが明らかにした神観のポイント/1.神について

 私自身、最初にこの内容を読んだ時、これまでの宗教との根本的な違いから戸惑うこともありました。つまり、これまでの宗教の教義では、仏教のように神についての明確な言及を避けたり、キリスト教のような一神教では、祈りを聞き届けてくれる存在(キリスト教の場合は仲保者としてのキリストという存在はありあますが)としての神というイメージが定着していたからです。人々は自分が罪を犯したと感じた時、神の前に許しを請うという意味で祈りを捧げて来ました。また日常生活で不幸を退け幸福を得たいとしてある意味で他力本願の信仰をして来ました。そうした祈りによって救われることはないことがスピリチュアリズムの神観によって明確に定義づけられたわけです。

 神は摂理(物質界、生物界、人間界、霊的世界の全てに存在する法則)を通して世界を支配されているということ、そしてそのことこそが神の公正と深い愛を表しているということを理性だけでなく感性においても得心できた時、私達は霊界人の霊性レベルに少しでも近づくことができるのだと思います。そして神の摂理を深く理解して、摂理に沿った生き方を積極的にしていくことが、真の幸福に至る道であると高級霊による霊界通信では示されています。霊的真理を知り、それを理解し実践することによって霊性に目覚め、結果として霊的成長という人生における最高の宝を獲得することによって自力で幸福を求めていくことの重要性をシルバーバーチの霊訓を始めとした高級霊の通信は示しています。

 何を信じるかということも大切ですが、それ以上に重要なことは信じた内容を如何に日常生活の中で実践できるかであると霊界通信では示されています。絶えず学びを深め、また祈りや瞑想で感性で感じ、実践を通してその真理の正しさを日々実感していくこと、その積み重ねによって得られた確信は何者によっても奪われることはなく自分の霊の心(魂といっても良いのですが)の中に刻まれていくと思います。その意味で、苦しみという体験も含めて肉体を持った私達が地上において経験することはマイナスをゼロにしたりプラスにしていくことも含めて無駄なものは一つもありません。

 霊的真理に目覚めたスピリチュアリストは生きていく上で生じてくる様々な出来事や幸・不幸と思えることも神の摂理の中で生じていることと理解し、それを克服することができる最大の武器を手にいれることができたとも言えます。

 最近、霊的真理の学びと祈り、そして実践のサイクルを繰返す中で、これまでであれば迷ってしまったことや、人間関係、心の持ち方について思い悩むことが少なくなり、常に前を向いて歩むことができるようになってきました。今後はより多くの皆様に真の幸福に至る道をお伝えし、また高級霊の地上における道具としての自覚をもって日々精進していきたいと思います。