札幌スピリチュアリスト・ブログ

スピリチュアリストとして日々感じたことや、考えたこと、書籍の紹介などを徒然なるままに記します。

困難な時こそ希望に満ちた人生への大転換のチャンス

新型コロナ禍の中で訪れる精神的な危機 9月の特に後半は、日常の生活が怒涛のように過ぎ去っていく毎日で、本日久しぶりに1ケ月を振り返りつつ、ブログの記事を作成しています。先回のブログで因果律の問題と人々の意識の変化について考察しました。今回は、…

神の摂理としての因果律と世界の人々の意識の変化

私達の人生と「因果律」 スピリチュアリズムを深く学び、日々の生活の中で霊的真理の実践を繰り返していく中において私達は、多くの困難や時には苦しみの体験をします。そのような時にまず思うことは、自分自身が生まれてから今日に至るまで、更には再生する…

“人新世“の時代を生きる人類の責務と求められる真の霊性革命

“人新世”を生きる現代人 21世紀に入って20年が経過し、私達は時代の激変を身近で感じながら生きています。現代人は科学技術の進歩による恩恵は、これまでのどの時代にも増して受けていると言えます。一方で、46億年の地球史の地質時代の中で現在は1万1700年…

コロナ禍によって暴かれた真実と人類の未来

新型コロナ問題によって浮き彫りにされた事実 新型コロナウィルスの感染拡大が止まりません。我が国においては、首都東京を中心に感染者の数が連日過去最高を更新しています。そして世界の感染者数は1500万人を越え、死者は60万人以上となっています。ワクチ…

「死に至る病」を抱えた現代人の病理とスピリチュアリズム

現代人の病理としての愛着障害 最近ケガで入院する機会があり、普段はあまり読まない種類の本を読む機会が与えられました。以前から著者の書籍には興味を惹かれて読む機会があったのですが、特に今回は本のタイトルにも惹きつけられました。著者は精神科医で…

アフター・コロナの時代に求められる価値観とは

マルタ会談でのソ連のミハイル・ゴルバチョフ大統領と米国のジョージ・ブッシュ大統領 冷戦終了から30年を経てカオス化する世界 最近、アキレス腱を断裂してしまう怪我をして入院することになり、コロナ禍の非日常に加えて、治療のために入院するという機会…

悠久の歴史の中で“今“という時を生きる私達

迫りくる脅威への対処 徳川家康が残した名言に「人の一生は、重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。急ぐべからず。」というものがあります。最近、果てしない人生行路を「シルバーバーチの霊訓」を始めとした高級霊からのメッセージを人生の指針として歩む中で…

第二次世界恐慌(コロナ恐慌)の世界を生き抜く価値観とは

パンデミックと世界経済恐慌の危機に直面する現代人 ここ数回のブログでも述べさせていただいた通り、中国の武漢市から感染が始まり世界中にパンデミックを引き起こした新型コロナウィルスによる災害は、人類全体への脅威となって参りました。そして1929年に…

私達人類に課せられたコロナウィルスとの闘いに向けて

先回のブログを書いた頃にも、新型コロナウィルスの問題は大きな脅威でありましたが、4月1日の現時点では、どの問題にも増して私達の衣食住も含めた社会生活全てに関して重大な脅威となりつつあります。この間、日々刻々と移り変わる状況を直視しつつまた様…

「感染症の世界史」の読後感と今人類が直面している脅威

先週末に石弘之氏著の「感染症の世界史」を購入し、先程読み終えました。読んだ動機は、今世界的な脅威として私達の日常生活にまで様々な影響を与えている新型コロナウィルスの問題について、現在進行形でのみ一喜一憂するのではなく人類史の中で俯瞰してこ…

スピリット・ヒーリングの実際とハリー・エドワーズ

危機の時代だからこそ 2020年に生きる私たちは、これまでの人類が経験したことのない大きな時代の転換点に生きています。それは科学技術の急激な発展と技術革新によって生活の利便性は向上しましたが、持続可能な発展という意味では、むしろ脅威が増大してい…

人類の歴史への回顧と何故今スピリチュアリズムなのか

人類の精神史を俯瞰する 最近、これまでの人類史を俯瞰する試みが知の巨人と言われる方々の文献を読んでいく中で散見されます。ここ数回紹介させていただいたサピエンス全史やオリジン・ストーリーもそうですが、人工知能に関する書籍やこれからの近未来につ…

2020年を迎えて、これからの10年を展望する

新年あけましておめでとうございます。 あくまで一スピリチュアリストの個人的見解として、近年の歴史を振り返って見ると時代の節目、節目で価値観が大きく転換する分岐点が存在するように思います。例えば、1848年という年は人類史にとって大きなエポックメ…

【Fukushima50】の真実と今私達が考えるべきこと

【Fukushima50】が私達に問いかけるもの 2019年も、もうすぐ終わりを迎えようとしています。年末年始は私達にとって過ぎ去ろうとする1年を振り返ると共に新しい年をどのような年として迎えていくかを家族とともに、また一人の人間として深く考える貴重な時で…

持続可能な世界の実現~地球倫理からスピリチュアリズムへ~

デイヴィッド・クリスチャン著『オリジン・ストーリー』138億年全史 オリジン・ストーリーに見る地球人類のルーツ 先回のブログを書くことと前後してこれからの自分のミッションとも関係してきそうないくつかの書籍に出会いました。一つは先回のブログでも紹…

「無知の知」と今日における真理を探求することの重要性

1787年、ジャック=ルイ・ダヴィッドによって描かれたソクラテス ソクラテスの説いた不知の知の自覚とフェイクニュース「無知の知」とは、古代ギリシアの哲学者であるソクラテス(紀元前469年頃 - 紀元前399年4月27日)の「知らないことを自覚する」という哲…

現代人が抱える精神的危機とスピリチュアリズム

科学技術の急激な進歩に戸惑う現代人 21世紀の約20年を経過した今日、科学技術の発展は急激なカーブを描きながら私たちの生活に大きな変化をもたらしつつあります。高度に発達したICT技術やバイオテクノロジーや遺伝子工学などの生物学的な技術はこれまでの…

苦しい時、悲しい時こそ内奥の霊的資質が顕現する好機

人は、誕生してから幼年期、少年(少女)期、青年期、壮年期、そして人生の黄昏を迎えた老年期と人生行路を歩んでいく中で、様々な人との出会いや出来事を通じてその時、その瞬間でなければ経験することの出来ない多くの体験を積んで参ります。時には、楽し…

大分岐に差し掛かった人類の霊性向上への道

霊性の進化・向上に向けた日々の歩みの中で、これまで気づかなかったできごとの中に大切な真理が隠されていることを知る機会があります。霊性の進化・向上とは常に日常生活の中での自分の生き方(過ごし方)、他者との関わり、日々瞬間・瞬間の判断など生活…

「思考のすごい力」の読後感と現代医療や生物学の限界

休日を利用して米国の細胞生物学者のブルース・リプトン著「思考のすごい力」~心はいかにして細胞をコントロールするか~(原題は“The Biology of Belief”)を読みました。5月18日付けのブログでドーソン・チャーチ著の「思考が物質に変わる時」の読後感につ…

正しい霊的知識を持って日々実践することの重要性

人は、自分の歩んでいる人生になるべくなら波風が立たずに、平穏無事で過ごしたいと願います。自分から不幸を願う人などいませんし、できることなら、昨日より今日、そして明日はもっと素晴らしい人生を歩める自分になりたい。そう誰もが願って日々の生活を…

霊的無知と現代宗教の限界について

霊的無知とは如何なることか 地球が誕生してから46億年、そして生命が誕生してから38億年が経過しました。そして現生人類のヒト属で現存する唯一種であるホモ・サピエンスは20万年前から10万年前にかけておもにアフリカで現生人類へ進化した後、6万年前にア…

科学技術の進歩の先にあるもの

21世紀に入って20年近くが経過しようとしています。20世紀後半から続くデジタル化の流れは、よりその繊細さを増しスマートフォンを始めとしたデバイスの高度化、情報量の飛躍的増大、更に現実世界に存在するもののサイバー空間へのトレイスと連携技術の進化…

内的知性の啓発とインスピレーションの現実世界への投影

ここ暫く、このブログを書く作業から遠ざかっていました。これまで書かせて頂いた内容は、書籍を読んだ読後感や考察であったり自分の体験に基づいた価値観であったり、どちらかというと何か対象物があって、それに対して自らの私見を書くというスタイルであ…

「生物と無生物のあいだ」の読後感とスピリチュアリズムの生命観(2)

先回のブログでは、「生物と無生物のあいだ」の読後感も含めた生命観について述べました。今回は、その後に読んだ「思考が物質に変わる時」(ドーソン・チャーチ著)で述べられている「科学が解明したフィールド共鳴の思考の力」についてレビューも含めてス…

「生物と無生物のあいだ」の読後感とスピリチュアリズムの生命観(1)

先日書店で青山学院大学教授で分子生物学者の福岡伸一氏著「生物と無生物のあいだ」を購入し拝読しました。以前から著者の本は書店で拝見する機会はあったのですが、今回始めて読ませていただきました。最近、ゲノム解析に関して専門家の話を伺う機会があり…

今日の社会的課題の解決の道とスピリチュアリズム

今日の世界を大きな視野で眺めてみると、フィジカルな世界(物理的な空間)とデジタルな世界(サイバー空間)との関係がより密になり、情報通信技術の発展によって世界の人々の距離が一面では縮まったように感じる一方で、一人一人の人間を見るとこれまで以…

スピリチュアリズムの系譜について(2)

先回に引き続き、グレース・クック著のホワイト・イーグルの教え「アメリカ大陸の太陽人たち」の訳者である加藤明氏のあとがきの内容から、重要だと思われる点を一部抜粋し、後半で私見を述べさせていただきます。 ーーー以下一部抜粋 スピリチュアリズムの…

スピリチュアリズムの系譜について(1)

スピリチュアリズム世界史年表より(グレース・クック女史) 最近、ホワイト・イーグルの教え「アメリカ大陸の太陽人たち」(グレース・クック著)を拝読し、特に訳者の加藤明氏のあとがきを読んで、改めてスピリチュアリズムの誕生と歴史的意義を考える機会…

神の摂理に対する段階的理解について

札幌シルバーバーチの読書会では、次回から神についての学習を終えて、神の摂理について学んでいきます。スピリチュアリズムでは、これまでの宗教とは神についての認識において大きく異なっております。中でも特筆すべきことは「神は摂理(法則)を通して世…